ローカルコワーキング共創塾
地方自治体向け「コワーキング運営のための一般教養編と実践編講座」企画
「ローカルコワーキング共創塾」は地方創生テレワーク交付金などを活用して、地元にコワーキングスペースを整備したいとお考えの、とりわけ地方都市(ローカル)の自治体を対象にご提案する講義&コーチングです。
自治体主催の講座として実施し、民間のコワーキング運営者を育成することで、官民協働によるコワーキングの運営を実現します。
日本初のコワーキング「カフーツ」を開設してからの12年余り、コワーキングの運営についてのご相談には、その都度、個別に対応してきましたが、かねてからの「まとめて受講できる講座を開いてくれないか」というご要望にお応えするのがこの「ローカルコワーキング共創塾」です。
ここに至るまで、自分たちの町にもコワーキングを開きたいと渇望する多くの民間の方々、一方で、地元にコワーキングを整備することでサステナブルな町づくりを推進したいとお考えの多くの自治体の皆さんと、情報共有と意見交換する機会を得ました。
その結果、ひとつの方法論として、官と民がコラボを組んでローカルにコワーキングを開設し、お互いに役割分担しながら運営することで双方の、あるいは共通の目的を実現する、そのための講座を編成しました。
ちなみに「共創塾」と名付けたのは、官民協働であること、そしてそこに伊藤も密接にコミットすることを意味しています。
「ローカルコワーキング共創塾」はこんな自治体におすすめです。
コワーキングというスキームを官民協働で運用したい
コワーキングというプラットフォームを活用して地元での起業・創業を支援したい
コワーキングをコミュニティとして地域の活性化に活かしたい
施設や設備などハード面は用意できても、肝心の運営ノウハウがない
ワーケーションを観光だけではなくて地域課題の解決やローカル経済の発展に活かしたい
コワーキングを整備することで地元へのUターン、Iターン、Jターンを促したい
他地域のコワーキングとも連携してビジネスの機会創出を増やしたい
地域おこし協力隊とも連動してコワーキングを関係人口づくりに活かしたい
以って、サスティナブルな町づくりを推進したい
コワーキングスペースはIT系の仕事をする人だけが利用する「ただの作業場」ではありません。
地域のあらゆる課題を解決したり、個人の果たしたい目的を達成したりするためのスキームです。
そして、それらの活動がローカル経済を駆動する原動力となり地域を活性化します。
それを実現するために、コワーキングは人と人が交わるコミュニティとして運営することが肝要です。
ですが、ややもすると「ハコは作ったがヒトが集まらない」「そもそもコミュニティの運用の仕方がわからない」ということになりがちです。
それを解決するのが「ローカルコワーキング共創塾」です。
「ローカルコワーキング共創塾」では、まず「コワーキングの5大価値」を理解することでコワーキングの基本理念を習得します。
続いて、「コワーキング曼荼羅」によって内外のコミュニティ・ベースのコワーキングのモデルケースを示し、コワーキングが有効に活用される活動のテーマをあげ、コワーキングが地域にもたらす価値について学びます。
そして、ローカルコミュニティとして成立したコワーキングに、外部からのリモートワーカーを受け入れつながることで、さらにビジネスの創出機会を生み出す仕組みについて学習します。
以下に、その部分の講義を1時間に圧縮したサンプル動画がありますので、ぜひご覧ください。
⚫サンプル動画
『リモートワーク時代に果たすローカルコワーキングの役割とは』
(2021年7月15日:岩手県盛岡市産学官連携研究センター)
本共創塾の一般教養編の一部(通常、3時間)を、1時間に圧縮して講義しています。
なお、講義の内容は講座ごとに毎回アップデートされています。
⚫講義&コーチング メニュー
講義による一般教養編とコーチングによる実践編に分かれています。
コワーキングの運営に関わる基本的な情報とノウハウを習得した後、現場においてさまざまな試行錯誤を重ねることでそのコワーキングならではの運営スタイルを作り上げていきます。これに運営に関わる者全員がコミットする、つまり「共創」するので「共創塾」と言っています。
【1】一般教養編(講義)
ローカルを活性化するコミュニティとしてコワーキングを運営するための基本的な教養を身につける講義です。
1.コミュニティとしてのローカルコワーキング
ただの作業場ではない、人と人がつながることで地域の課題を解決し、個人の目的を達成するためのコミュニティとしてのコワーキングを学びます。
2.ビジネスの起点としてのコワーキング(スタートアップとスモールビジネス)
コラボレーションによって新しい価値を生み、ビジネスを起こすことでローカル経済を駆動し活性化するコワーキングについて学びます。
3.リモートワークとワーケーション
コワーキングを外部からのリモートワーカーと地元のローカルワーカーとの接点にし、継続的なリレーションシップを築く術について学びます。
4.コワーキングマネージャーの仕事①マーケティングと情報発信
コワーキングの認知度を高め、コワーカー(利用者)を誘致するためのマーケティングの手法と、ウェブサイトやSNSを利用した情報発信について学びます。(※演習あり)
5.コワーキングマネージャーの仕事②イベント企画(テーマ、講師アサイン、告知・集客、決済ほか)
コワーカーのスキルアップや情報共有の他、コワーキングに新しいコワーカーを呼び込み、またコワーカー同士のつながりをタイトにする最良の手段として、セミナーやワークショップ、各種発表会、展示会、あるいはパーティなどのイベントの企画と集客の方法について学びます。(※演習あり)
6.コワーキングマネージャーの仕事③コミュニティ運営の基本
コミュニケーションやファシリテーション、コーチング、メンタリングなどコミュニティ運営の基本から、コワーカー(利用者)が相互にサポートし合うことで自律的に機能するコミュニティについて学びます。(※演習あり)
※各科目 講義60分+質疑応答とディスカッションまたは演習40分(計100分)
※適宜、課題図書あり
※定員20〜30名 最少催行人数1名
※受講対象者はこれからスペースを開設する方、すでに運営されている方、および自治体職員
※2日〜3日間の集中講座も可 (オンラインの場合もあり)
【2】実践編(コーチング&メンタリング)
※一般教養編の履修が必須です。同時にお申し込みの場合は、一般教養編を修了してから実践編に移ります。
1.一般教養編で学んだことを、実際に運営していく中でOJTにより具体化し、そのコワーキングならではの運営スタイルを構築します。
2.一般教養編のクラス全員をひとつのグループとし、グループ全体にコーチングします。グループにすることにより共創関係を育む機会とし、連帯して役割分担し共創関係を持つことで、ローカル経済を回していくエンジンとなることを目指します。
3.適宜、以下の項目についてOJTで、順次、サポートします。
ビジョン、目的と目標の設定
課題出しと解決のためのアイデア出し
コミュニティ運営の実務
マーケティングおよび広報活動
各種イベント企画と開催
最新トレンドや情報共有 ・・・ など
4.随時、オンラインでも相談を受けコーチング、メンタリングします。
5.月一回、グループでオンラインまたはオフラインのワークショップを行います。
⚫講師&コーチ:プロフィール
伊藤富雄(Ito Tomio)
経済産業省認可法人「コワーキング協同組合」代表理事。日本初のコワーキング「カフーツ〜コワーキング@神戸」 主宰。
産官学民すべてのコワーキング開業・運営を支援するコワーキング・プロデューサー&メンター&コーチ。コワーキング・ワークショップ主宰。コワーキングツアー主催。コワーキングを含む各種ウェブメディア企画、制作、執筆、翻訳、編集。
2010年、日本で最初のコワーキングスペースを神戸に開設、以後、自らコワーキングスペースの運営者およびコワーカーとして業務遂行しつつ、各地のコワーキングプロジェクトをサポートする。
講演テーマは、リモートワークの時代と起業創業の拠点を前提としたローカルコワーキングの社会的役割を提唱する『移働の時代〜Beyond the Coworking』ほか。
長野県佐久市、福岡県北九州市、徳島県美馬市、沖縄県宜野湾市、鹿児島県奄美市および徳之島町、愛媛県西条市、岩手県盛岡市、北海道北見市、その他の地方自治体でコワーキング、コリビング、リモートワーク、ワーケーション等をテーマに講演多数。
目下のテーマは、「コワーキング曼荼羅」によるコミュニティとしてのローカルコワーキングの共創と、リモートワーク時代の新しい働き方の啓発と普及。目標は全国1718市町村のすべてにコワーキングを整備し、それらを縦横につないだコワーキングのエコシステムの構築。
経歴:
2010年、日本で最初のコワーキングスペース「カフーツ」を神戸に開設。
2012年、経産省認可法人コワーキング協同組合設立、代表理事就任。
2014年、『コワーキングマガジン』発行。
2016年、全国のコワーキングスペースをめぐる旅「コワーキングツアー」開始。(2023年12月現在、国内127ヶ所、海外11ヶ所訪問)
2017年、リモートワークの時代におけるコワーキングについて情報共有するイベント『移働の時代 "Beyond the Coworking" 』をスタート。(2021年8月現在17回開催)
2020年、『コワーキングプレス』ウェブメディア配信開始。
2021年、ローカルコワーキングのための学びと部活動 「コワーキングLAB 」開設(2022年、下記noteへ移管)。
2022年、note定期購読マガジン「伊藤富雄のFuture of Work 〜移働と共創の羅針盤〜」開始。
2022年、noteメンバーシップ「Beyond the Coworking〜移働の時代〜」開始。
2022年:「コワーキングマネージャー養成講座@オンライン」開講。
2023年:『カフーツ伊藤のコワーキングマガジンOnline』配信開始。
2023年:全国のコワーキングをネットワーク化しイベント情報の共有と収益の分配を実現するアプリ開発のクラウドファンディング実施。
著作:
『グレイトフルデッドのビジネスレッスン#』(翻訳)『USERS 顧客主義の終焉と企業の命運を左右する7つの戦略』(共訳)『現場のプロがやさしく書いた Webサイト運営・プロデュースの教科書』(共著)『コワーキングマガジンVol.1』(取材・執筆・編集・発行人)
ブログ:
SNS:
⚫費用
(1)一般教養編
計6科目 480,000円(税別)
※交通費・宿泊費は別途
(2)実践編
1スペース 月額50,000円(税別)
※1地域(一般教養編を受講した1グループ)につき1スペースから
※期間12ヶ月〜
※交通費・宿泊費は別途
⚫お申し込み・お問い合わせ
「ローカルコワーキング共創塾」のお申し込み・お問い合わせは、以下のフォームからお送りください。
⚫アクセス
〒650-0015
神戸市中央区多聞通2−1−17−101
カフーツ
TEL.078-599-5809(11:00〜17:00)※携帯 080-4025-8172(随時)
Mail info[a]cahootz.jp
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